ブタマンのひとりごと

太った男のひとりごとです

正論の危険性について

 正論は人間の感情を無視する点で、実現性に劣り、下手をすると組織が内部分裂するおそれがある。また、正論に違和感を持たない人間は裏切ることに躊躇いがないので組織を破壊し尽くした末に自分だけは逃走することがよく見受けられる。結局残るのは焼け野原だけということになる。人間には必ず感情が存在し、感情は人間の意思決定における重要な要素である。だから、信者を除けば感情的に違和感を覚えることをすることは大きなストレスや不満になる。もっとも自分ではやらないので、正論を言う人間自体はあまりストレスを感じない(または、サイコパス等の精神異常者か)。だから、クズほど正論をよく言うのである。
 ただ、正論はある程度理にかなっていたりするので使用する場合には注意が必要である。実行する人間やその主張を聞く人間の感情に配慮した主張になっているか、よく検討すべし。

正論マンでも部下がついてくる条件

正論マンの主張がうまくいくこと。
 人間は感情をもっているため、感情に違和感を抱えながら行うとストレスや不満を感じる。その上うまく行かないのであれば部下は不満を表面化させ、正論マンは見限られる。

部下を「信者」にすること。
 1つ目の条件には例外がある。それが「信者」だ。見限られる前に「信者」にしてしまえば、正論マンがいくら失敗しても無条件でついてくる。
 部下を「信者」にするにはどうすればよいか。それは敵を作ることだ。なぜなら正論マンの真骨頂は論敵を叩き潰すことにあるからだ。(あくまで叩き潰すだけだから問題なのだが. . .)このとき部下は敵を論破する上司に尊敬の念を抱き、やがてその感情は崇拝へと昇華するのである。

「叱る」と「侮辱」の違い

叱る

して欲しくない行動をやめさせるために、相手が萎縮するように声を荒げたりすること。相手が叱られていると理解できないと侮辱されたと感じてしまう。だから叱る理由を明確にする必要がある。相手を虐げる言葉は使わない。例えば、「バカ」「クズ」「使えない」「ゴミ」「アホ」「ボケ」「マヌケ」などなど。

 

侮辱

相手の心を傷つけるために、相手を口撃すること。侮辱によっても相手が萎縮するがそれ以上に、侮辱した人間に対して恐怖心を抱いたり、その人がいるとパフォーマンスが下がるとか発言が消極的になるとか、情報を隠すようになるとか負の側面が多い。報連相の頻度が下がる。

見限られる上司の特徴

・人の話を最後まで聞かない
・アドバイスや指摘が的外れだと部下が感じている
・他の社員の前で注意する(注意される部下のプライドを傷つける行為)
・部下のレベルを理解しておらず、レベルが低すぎる(高すぎる)事を指示してしまう
 ※レベルが高すぎることでもできてしまうのは元々その人がレベルが高い人であったか天才かのどちらかであり、凡人の指導方法としては誤りである
・客や上のことばかり気にしていて、部下のことに無関心
・現実と乖離した正論を強弁する
・上司の仕事への周りの評価が低く部下自身疑問を抱いている